感染症情報  

感染症の情報は意外と知られていません。厚生労働省が、法律に基づき全国の感染症情報を集めて、国立感染症センター等により感染症の情報をホームページでも配信しているのをご存知でしょうか。是非一度覗いてみてはいかがでしょうか。私もこの季節の感染症は何が流行しているのか知りませんでしたが、毎週のように子どもが感染するを否応でも調べますよね。

私もそうでしたが、実際に自分や子どもが感染してみて、その苦しさや子どもを保育園に預けられてなくなり、結果的に仕事を休まなければならない状況になって、さまざまな対策をとってみるのですが、遅すぎることもあります。前回も書きましたが、家庭内で何度も感染するピンポン感染をしたこともありました。先ずは今後流行しそうな感染症情報を知って、その感染症の予防方法を知ることから初めてみたいと思います。

 

さて、結核は過去の病気と思っている方も多いかと思いますが、いまだに新たな感染者が増えているという状況が続いています。昔は抗生物質で完治できたようですが、いまは抗生物質が効かない結核もあると聞きます。

結核

8月6日~1Week  62件(全国で330件) 

平成30年~累計  2,019名 (全国で13,128名)

 

次に、注意しておきたいのは性感染症ですよね。後天性免疫不全症候群と梅毒ですかね。梅毒、全国的にも東京都内でもびっくりするくらい増えていますね。梅毒は初期症状があっても気が付かないことも多く、感染していることを知らない人が多いです。そのために、感染していることを気が付かずに性交渉をおこなった場合に、大切な人にうつすことが多く、よって感染者が拡大しています。自覚症状がなくても定期的に検査をしてみる必要があるかもしれません。

 

梅毒

8月6日~1Week       32件 (全国で89件) 
平成30年~累計   1,063件 (全国で4,116件)

<東京都感染症情報センターより引用>

後天性免疫不全症候群

8月6日~1Week      12件 (全国で24件) 
平成30年~累計   250件 (全国で794件)

<東京都感染症情報センターより引用>

 

既に報道されていますが、ヘルパンギーナが昨年以上に流行しています。先日テレビで報道されていましたが、正確には昨年と同程度の流行は2週間早く、なおかつ昨年を上回る流行だということです。しかし、8月に入ってから収束しています。ご安心下さい。

       <東京のヘルパンギーナの週間別の流行状況>

推移グラフ

     グラフは東京感染症情報センターより引用  

 

 以下のグラフからもわかるように、RSウイルスの感染数が増加しています。もしかたらこれから昨年と同程度の流行があるかもしれませんね。気を付けましょう。その前にも熱中症で倒れないようにしましょうね。

              <RSウイルスの流行状況>

推移グラフ

            グラフは東京感染症情報センターから引用