感染症情報:咽頭結膜熱(プール熱)6月~8月が注意!

プールが始まる夏の季節になると、子どもを中心に患者数が増える感染症が3つあり、それが「咽頭結膜熱」、「手足口病」、「ヘルパンギーナ」です。子どもの三大夏風邪とも言われたりしますが、今回はその中で、「咽頭結膜熱」を研究してみたいと思います。

咽頭結膜熱」は、アデノウィルスが原因となり、先ほども紹介したように、プールが始まる季節に流行ることからわかるように、プールの水を媒介して、感染することから、「プール熱」とも呼ばれています。

以下のグラフから流行のピークを夏の6月から8月に迎えます。青い線は、2017年のグラフ、赤い線は今年のグラフで、既にピーク時期に入っていますが、昨年ほど感染者が出ていないようですが。

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(東京都感染症情報センターより引用)

 

症状は、のどの痛み、目の充血、39℃前後の発熱が数日から1週間続くこともあります。このプール熱の潜伏期間は最大2週間程度ある場合もあり、突然の発熱にびっくりすることも親としてはあるでしょう。

 

子どもが感染しても、兄弟や家族が感染を予防する努力はしなければなりません。

それには、手洗いやうがいをすることは勿論ですが、発熱時の子どもが、目をこすった手で触られたり、子どもと接触する機会が多くなると感染する確率は当然高くなります。もちろん、子どもの使ったタオルを触ったら手洗いが必要です。乳幼児が感染した場合には、オムツ交換も気を付けなければなりません。子どもの便からも一ヵ月くらいはウイルスを排出していますので、薬も飲み終わり、熱も下がったから大丈夫と思うかもしれませんが、より注意して気を付けなければなりません。

実際、我が家は家族がピンポン感染をして、しばらく家族全員大変でした。発熱した子どもを縛っておくわけにもいかず、特に熱が少し下がると、遊び回るので感染してしまいます。

皆さんも気を付けてください。